C#でアプリケーション開発を始めると、必ず登場するのが .NET CLI(コマンドラインインターフェース)、通称「dotnet コマンド」です。
Visual Studioを使っているとGUI操作だけで完結しがちですが、dotnet コマンドを使いこなせば、開発効率がグッと上がります。今回は、C#初学者にもわかりやすく、よく使う dotnet コマンドを紹介します。
🔧 そもそも dotnet コマンドとは?
.NET CLI は、.NET アプリケーションを 作成・ビルド・実行・パッケージ化・発行 など、あらゆる工程をコマンドラインで操作できる強力なツールです。
dotnet [command] [options]
Windows / macOS / Linux すべてで利用可能で、Visual Studio Codeなどの軽量エディタと組み合わせると真価を発揮します。
📦 よく使う dotnet コマンド一覧(初心者向け)
| コマンド | 説明 |
|---|---|
dotnet new console |
コンソールアプリの新規作成 |
dotnet build |
ソースコードのビルド(コンパイル) |
dotnet run |
アプリの実行(ビルドも自動で行う) |
dotnet restore |
依存パッケージ(NuGet)の復元 |
dotnet test |
テストの実行(xUnit など) |
dotnet clean |
ビルド成果物の削除 |
dotnet publish -c Release |
発行(配布用バイナリの生成) |
dotnet --info |
.NET SDKのバージョンや環境情報の確認 |
🎯 実践:新規プロジェクト作成から実行まで
以下の手順で、最も基本的なC#アプリを作ってみましょう。
① プロジェクトの作成
dotnet new console -n HelloWorldApp
cd HelloWorldApp
② コードのビルド
dotnet build
③ アプリの実行
dotnet run
すると、Hello, World! と表示されるはずです。
🛠 よく使うオプション
| オプション | 説明 |
|---|---|
-n or --name |
プロジェクト名を指定 |
-o or --output |
出力先フォルダを指定 |
-c or --configuration |
Debug または Release ビルドを指定 |
--framework |
ターゲットフレームワークを指定 |
💡 Tips:テンプレート一覧を確認する
dotnet new --list
たとえば webapi, mvc, classlib, xunit など、さまざまなテンプレートが利用可能です。
📌 まとめ
dotnet コマンドは、C#開発において非常に強力で柔軟なツールです。GUIツールに頼るだけでなく、CLIを使いこなすことで、プロジェクト管理や自動化、CI/CDとの連携もスムーズになります。
まずは、dotnet new, dotnet run から試して、少しずつCLI操作に慣れていきましょう!